ブログを学ぶ。
せどりを学ぶ。
メルマガを学ぶ。
何かを学ぼうと思った時、その方法はいろいろあります。
無料の情報を参考にする。
有料教材を買う。
塾やスクールに入る。
コンサルを受ける。
どれが正しいのかは、人それぞれです。
性格も、今のレベルも、予算も、目的も違います。
教える人との相性もありますからね。
ただ、私は、どんな教え方であっても、
絶対に必要なものが一つあると思っています。
それが、
次に進むための「道」を作ること。
自分の教材でも、マニュアルでも、個別の指導でも、ずっと意識していることです。
「それはダメです」と言われたら、次に何を思いますか?
例えば、何かの指導を受けている時。
指導者から、
「それはダメです」
と言われたとします。
もちろん、
「ダメなのか」
とは思います。
でも、それだけではありませんよね。
次に出てくるのは、
「じゃあ、どうしたらいいんだろう?」
という疑問です。
経験がある人なら、そこから自分で考えられます。
「じゃあ、別の方法を試そう」
「原因はこれかな」
「次はこうしてみよう」
今までの経験があるので、考えるための材料や、別の選択肢が浮かぶんです。
でも、初心者は違います。
何を考えればいいのか、分からない。
別の方法と言われても、候補が出てこない。
そもそも、なぜダメなのかも分からない。
その状態で、
「自分で考えましょう」
だけを渡されても、かなり厳しいんですよね。
考えるための「引き出し」自体が、まだないからです。
質問すればいい。でも、その質問が怖い人もいます
「分からないなら、聞けばいいじゃないですか」
確かに、そうです。
でも、実際には、その一言が聞けない人もいます。
「そんなことも分からないの?」
と思われたらどうしよう。
「それくらい、自分で考えてください」
と言われたらどうしよう。
質問したことで、できない人だと思われないだろうか。
今後の指導が雑にならないだろうか。
いろいろ考えてしまうんですよね。
そして、勇気を出して質問しても、
「意味が分かりません」
「何が聞きたいんですか?」
「それくらい自分で考えてください」
で終わってしまったら。
まだ自信がない人は、
「やっぱり、自分には無理なんだ」
と思ってしまうかもしれません。
質問の内容が分かりにくいことは、もちろんあると思います。
でも、そこで終わらせてしまったら、
本人には次に何をすればいいのかが残りません。
私は、そこが気になるんです。
「自分で考える」は大切です。だからこそ、まず理由を伝えます
誤解してほしくないんですけど、私は、
自分で考えることは、めちゃくちゃ大切。
だと思っています。
仕事をする上でも、必要な力です。
ただ、考えるための材料をまだ持っていない人に、
「自分で考えてください」
とだけ伝えるのは、違うと思っています。
だから私は、
「これはやめた方がいいです」
と伝えるなら、基本的には、
「なぜなら、○○だからです」
という理由まで伝えます。
なぜダメなのか。
どこに問題があるのか。
そのまま進めると、何が起きる可能性があるのか。
そこが分かれば、本人も考えられるようになります。
ただ禁止されるのと、理由を理解して判断するのとでは、
残るものが違うと思うんですよね。
あえて答えを教えない時も、考えられる状態を作ります
一方で、すぐには答えを教えない時もあります。
その時は、
「なぜだと思いますか?」
と聞きます。
でも、これだけでは終わらせません。
「今、思いつく範囲で大丈夫です」
「間違っていても、全然問題ありません」
「一度、書き出してみましょうか」
ここまで伝えます。
大事なのは、間違えてもいい状態を作ることです。
自分なりに考えて、答えてみる。
考え方が合っていれば、
「その考え方で大丈夫です」
と伝える。
すると、少し自信がつきます。
間違っていたとしても、それはそれでいいんです。
「ここは、こういう理由で違います」
と伝えて、考え方を修正すればいい。
答えを間違えたから終わり、ではありません。
考えたことを出してもらうから、どこで理解がずれているのかも分かる。
そこから、次の説明ができるんです。
考えてもらう。でも、放置はしません
こうしたやり取りを繰り返していると、少しずつ変わってきます。
最初は何も思いつかなかった人が、
「これって、もしかして○○だからですか?」
と、自分の考えを添えて質問できるようになる。
さらに進むと、質問する前に原因を考え、
次の行動まで自分で決められるようになっていく。
私は、そこを大切にしています。
答えだけを教えるのではなく、考えてもらう。
でも、放置はしない。
必要ならヒントを出す。
間違っていたら修正する。
考え方が合っていれば、それを伝える。
こうしたことを、日々のやり取りの中で繰り返します。
「自分で考えられる人になってほしい」からこそ、考え方を身につけるところから一緒に進む。
私にとっての指導は、そういうものです。
理由が分かったら、「次に何をするか」まで伝えます
そして、もう一つ。
理由が分かった。
原因も分かった。
でも、そこで終わりではありません。
次に必要なのは、
「じゃあ、具体的に何をするのか?」
です。
私は、ここまで伝えることを大切にしています。
これはやめた方がいい。
なぜなら、○○だから。
だから次は、○○をする。
こうやってつながると、本人の中でも、
「あー、なるほど」
となるんですよね。
言われたから作業するのではなく、
「だから、次はこれをするんだ」
と理解して進められる。
この違いは大きいと思っています。
今、どうなっているのか。
なぜ、そうなっているのか。
では、次に何をするのか。
この流れを繰り返すことで、少しずつ自分でも整理できるようになります。
ブログでも、せどりでも、メルマガでも、SNSでも。
会社の仕事でも、同じように使える考え方です。
地味です。でも、自分で進める力が身につきます
正直、こういう指導は、めちゃくちゃ地味です。
教える側も大変ですし、教わる側も大変です。
「これだけやれば稼げます!」
というような派手さもありません。
でも、私は、こういう積み重ねが一番強いと思っています。
最初は、一つひとつ考えるのも大変です。
理由を理解して、次の行動を決めるのにも時間がかかります。
でも、積み重ねた先では、自分で判断できるようになる。
うまくいかなければ、自分で修正できる。
ずっと誰かに答えを聞き続けなくても、次に進めるようになる。
その方が、結果的には楽なんですよね。
一度だけ、教わった手順で結果を出す。
それも大切です。
でも、環境や手法が変わった時に、
自分で考えて対応できる力も持っていてほしい。
私は、教材でも、コンサルでも、コミュニティでも、仕事でも、
この教え方を20年近く続けています。
派手ではありません。
でも、結果につながり、その後も自分で進める人を育てるために、大切なことだと思っています。
この話をしたきっかけは、石油さんでした
なぜ、こんな話をしたのか。
実は、きっかけがあります。
先日の記事で紹介した、リブロの石油さんです。
スマホで撮った日常の動画をYouTubeに投稿し、収益を得ている方ですが、
以前はブログでも大きな結果を出していたそうです。
ここからは、石油さんから伺ったお話です。
当時のやり取りのすべてを、私が直接見たわけではありません。
ただ、その話を聞いて、自分が指導で大切にしてきたことを改めて考えました。
石油さんは以前、ブログで月100万円近くまで稼いでいた時期があったそうです。
その基本になっていたのが、私の教材「FAAP」でした。
記事を全部自分で書くのではなく、
外注さんにも協力してもらいながら、アドセンスブログを運営していたんです。
しかも、クラウドワークスなどで知らない人にお願いする形ではなく、
知り合いの、子育て中の主婦の方などに仕事をお願いしていたそうです。
その形でブログを運営し、収益を伸ばしていました。
自分の経験を発信しようとして、言われたこと
それだけの経験があれば、発信できることもありますよね。
どうやって仕事をお願いしたのか。
どうやって記事を作ったのか。
どうやってブログを伸ばし、収益につなげたのか。
そこで、石油さんは情報発信にも取り組もうと考え、有料で指導を受けたそうです。
その時に、こんなことを言われたと話していました。
「外注化なんて、真面目にブログをやっている人に失礼だ」
「外注先の人にも礼を失する行為だ」
「そんな内容を発信するべきではない」
かなりショックだったそうです。
もちろん、その指導者には、その人なりの考えがあったのでしょう。
「ブログは自分で書くべき」
という考え方もあります。
考え方が違うこと自体を、私は否定したいわけではありません。
ただ、石油さんが仕事をお願いしていた方は、
「自宅で子育てしながら稼げるなんて天国かも」
というくらい、前向きに受けてくださっていたそうです。
石油さん自身も、相手に喜んでもらえていると思っていたわけです。
それだけに、その言葉は厳しかったのだと思います。
結果として、情報発信だけでなく、ブログ自体からも離れてしまったそうです。
「ダメ」と伝えるなら、その先の道も示せないでしょうか
私は、この話を聞いて考えてしまいました。
仮に、
「外注化を勧める発信はしない方がいい」
という指導方針だったとしても。
じゃあ、
次に、どうしたらいいの?
ですよね。
その先まで、一緒に考えられないだろうかと思うんです。
石油さんには、すでに経験があります。
人に協力してもらいながら、ブログを運営した経験。
記事を作り、ブログを伸ばし、収益につなげた経験。
その過程で身につけた知識や、試行錯誤して分かったこと。
一つの発信の方向性を変えたからといって、その経験までなくなるわけではありません。
そこに目を向ければ、別の道も考えられるはずです。
「外注化を勧める」以外にも、発信できることはあります
例えば、ブログを伸ばす時に何を考えていたのか。
どのように記事を設計していたのか。
どうやって作業を管理し、運営を続けていたのか。
収益につなげるために、何を見直したのか。
そうした話は、外注をしている人だけでなく、
全部自分でブログを書いている人にも役立つ部分があります。
外注さんへの仕事の伝え方も、単に「人に書いてもらう方法」だけではありません。
どんな記事が必要なのかを整理する。
相手に分かるように説明する。
出来上がったものを確認する。
そこには、記事作りや運営についての考え方も含まれています。
だから、
「その発信はやめましょう」
で終わるのではなく、
「あなたには、この経験があります」
「だったら、こちらの方向で発信できます」
「こういう人に役立つ内容になります」
と伝えることもできる。
そうすれば、本人も次に進めますよね。
「これはできません」で選択肢を閉じるだけでなく、
「では、今ある経験をどう活かせるか」
を一緒に考える。
私は、それが大切だと思っています。
止めるだけでなく、その人が持っているものから道を作る
止める。
否定する。
ダメと言う。
それだけなら、難しくないかもしれません。
もちろん、必要な時には、はっきり止めることも大切です。
何でも肯定すればいい、と言いたいわけではありません。
ただ、指導として関わるのであれば、その人が今持っているものを見て、
別の可能性も探したいんです。
何を経験してきたのか。
何ができるのか。
どこで止まっているのか。
何を補えば、次に進めるのか。
そこから道を作り、本人が歩けるように伝える。
私は、それが「教える」ということだと思っています。
「ダメ」の先に、必ず道を作る
今回、石油さんの話を聞いて、改めて思いました。
私が20年近く、ずっと大切にしてきたもの。
それが、**「道」**だったなと。
「これはダメです」
で終わらせない。
なぜダメなのか。
では、どうすればいいのか。
次に、何をするのか。
そこまで伝える。
時には、自分で考えてもらう。
でも、考えるための材料がなければ渡す。
間違えたら修正し、考え方が合っていれば、それを伝える。
そうやって、その人自身が少しずつ考えられるようになるまで、一緒に進む。
目指しているのは、ずっと私に答えを聞き続ける人ではありません。
自分で考えて、自分で判断して、次に進める人です。
そのために、最初は一緒に道を作る。
私はこれからも、変わらず、この教え方を続けていこうと思っています。
