
「日本製」
「Made in Japan」
この言葉を聞くと、なんとなく「良いもの」「間違いない」と感じる人が多いと思います。
たとえば──
「この服、日本製なんだ!」
「やっぱり品質がいいよね。」
「高いけど、それだけの価値がある。」
私も長年アパレル業界に携わってきたので、こうした感覚がよくわかります。
「日本で作られた製品=品質が高い」
「職人の技術が詰まっている」
そんなイメージを、誰もが自然と持っていますよね。
「日本製=高品質」という思い込みの裏側
でも、もしそれが勘違いだったらどうでしょう。
「日本の熟練職人が作っている」と思っていた製品が、実は「海外からの研修生」が中心で生産しているものだとしたら?
「中国製はダメ」と言いながら、その“日本製”が中国人研修生の手によるものだったとしたら?
…少し考えさせられますよね。
実際のところ、「日本製=日本人が作った」ではない
近年の製造現場では、アジア各国からの研修生が中心となって作業をしています。
彼らは日本の技術を学び、腕を磨き、数年後には母国に帰って工場を立ち上げる。
今ではその結果として、海外製でも日本製を超える品質のものが増えているんです。
しかも、日本よりも資金に余裕がある国の工場では、最新設備をどんどん導入しているケースも多い。
つまり──
「Made in Japanだから品質が高い」とは言い切れない時代になっているんです。
「盲目的な信頼」は、発信の世界でも同じ
この話、実は「ネットビジネス」や「情報発信」の世界にもそっくりそのまま当てはまります。
「〇〇さんは凄い人だから」
「〇〇さんが言ってることなら間違いない」
そんな風に、名前や雰囲気だけで信じてしまう。
でも──
本当にその発信、あなたの役に立っていますか?
その人の情報、再現性がありますか?
「なんとなく凄そう」「稼いでいそう」そんな感覚だけで判断していませんか?
大事なのは「中身(質)」を見抜くこと
私自身、アパレル業界で25年以上働いてきて、「ファンビジネス」そのものは悪いとは思っていません。
でも続くのは、“中身があるブランド”だけです。
いくら世界観やデザインでファンを作っても、品質が伴わなければ、いずれ離れていきます。
発信もまったく同じ。
どんなに人気の発信者でも、内容(質)がなければ長続きしません。
「ファン化」ではなく、「信頼化」を
本当に信頼できる発信者は、「この人の言葉には中身がある」と感じさせてくれます。
- 実践している内容がリアル
- 再現性がある
- 具体的で、時代に合っている
そうした情報こそ、あなたの時間やお金を使う価値があると思います。
「Made in Japan」を見極められる人になろう
ちなみに私は「日本製」が大好きです。
でもそれは、業界のプロとして“どこに本当の価値があるのか”を理解しているから。
「日本だから良い」「海外だから悪い」そんな単純な話ではなく、“本物の質”を見抜けるかどうかがすべてです。
発信でもまったく同じ。
「声が大きい人」よりも、「本物を語る人」を見極めていきましょう。
「演出だけの発信者」が続かない理由
残念ながら、メルマガ業界ではいまだに「嘘でも上手く演出すれば稼げる」という空気が残っています。
けれどその“演出”は長くは続きません。
- 中身がない
- 実践していない
- 変化に対応できない
こうした人たちは、時間とともに確実に影響力を失っていきます。
焦って過激な発信を始めた瞬間、読者は一気に離れていくんですよね。
結局は「質」に戻ってくる
情報発信で成功し続けるには、2つの選択肢しかありません。
- 演出を徹底的に続ける覚悟を持つこと。
- 地道に「中身(質)」を磨き、信頼を積み重ねること。
そして、読者の側としては、この“どちらのタイプか”を見抜くことが大切です。
最後に
「Made in Japan」の裏側を知ると、ブランドの見方が変わりますよね。
同じように、情報発信の世界でも、「誰が言っているか」より「何を言っているか」を見る目を持てるようになりたいものです。
あなたが“本物の発信”に出会えるように。
そしていつか、自分自身が“本物を発信できる人”になりますように。
コメントフォーム