ちょっと、めんどくさくてややこしい話をしてみます。
アドセンスとは、まったく関係がない話なんですが・・・
このブログの訪問者さんや、
私のメルマガ読者さんの中には、
転売系をされている方もいらっしゃいます。
ちょっと私の知人がやっている転売で、
気になることを聞いたので、
お話ししておきますね。
私の本業は、洋服関係です。
と言っても、一般的にイメージされるような、
「アパレル」「読者モデル」「販売員」
とかいう華やかな事じゃなくって、製造する方。
誰もが知ってる、ちょっとブラックで有名な
安いブランドの会社とかにプレゼンして、
オーダーを受注して、国内や海外の工場にオーダーをして、
輸入してから、ブランドに納品してます。
『プロの転売屋』ってイメージしてもらったら
分かりやすいと思います(笑)
いま勤めている会社では、
アメリカやヨーロッパのブランドからの、
輸入代行もしてたりします。
日本のブランドと、海外ブランドとのコラボ商品開発の時なんかは、
そのライセンスや、コピー商品との差別化を考えて、
見分けるための微妙な部分を考えたりもしてます。
仕入先の工場からの横流しを見つけたら、
すぐに現地に飛んで、訴訟にならないように、
先に全品回収。
お客さんに先にバレた時なんかは、
(自社を守るために)工場を訴えたりしてきました。
欧米のブランドだと、
アジアでの生産権、販売権を取得している会社に
完全委託していることも多いので、
その会社にバレると、「違法な並行輸入品」として、
裁判になったりすることも。
某ブランドが、
「日本で有名な〇〇って会社を訴えるから」
ということで、違法な並行輸入の実態調査もしていました。
税金の履歴を探ってみたり、
人の粗探しという、超めんどくさい事をしたり・・・
今、世界各国で急速に法整備がされてきているので、
コピー商品だけじゃなく、
並行輸入品や密輸などの摘発も相次いでます。
最近では、アパレル側でもかなり、
インターネットサイトなどは細かくチェックしていますので、
個人を訴える事例も増えてきています。
何が言いたいかというと、
転売や輸入は、かなり慎重にした方が良いと、
個人的には思っています。
今からは、ちゃんと勉強をする事も大切だと思います。
日本に輸入する場合には、関税の計算だけでも、
非常に複雑です。
- どこまでをコストに入れるのか?
- 人件費の算出をどうするのか?
- 日本からの持ち出し資材比率は?
- 現地での資材手配ルートは?
ヨーロッパではOKな原料や成分も、
アメリカや日本ではNGだったり。
日本でOKでも、中国や台湾ではNGだったり。
子供服、子供雑貨とかだと、
ホルムアルデヒドや、重金属の検査はクリアしているのか?
などなど・・・
これが、たとえ商品一つだけで出たとしても、
各国、政府や税関、いろいろな管理局と、
やりとりしないといけなくなってきます。
日本だけで言っても、
輸入の際の申告方法などは非常に複雑。
税関への書類提出を少し間違えると、
後々の追徴課税が凄まじいことになります。
個人レベルでこれをやられると、
本当に社会復帰できなくなってる人も見てきてます。
関税に関しては、簡易の航空輸入でも発生しますが、
ネット系の人たちだと、これを知らない人もたくさんいます。
日本の会社を間に入れて、
海外の商品を購入したら良いと思いがちですけど、
これも実は危険。
その会社が税関から目をつけられると、
全ての販売先が調査対象になり、
芋づる式に倒産することもあります。
これ、聞いてるだけでも、
凄くめんどくさそうじゃないですか??
たぶん私も、転売をやったら、
そこそこ利益をあげられると思います。
でも・・・
すっごくリスクが高いんですよねー。
知ってるからこそ怖いって事もありますけど。
知らずにやってる人も大勢いると思うと・・・
いやー怖い。
私は、ドキドキしながら生活したくありません。
めんどくさい刺激は無しで、
穏やかに、平和に生活したいんです。
これが、私が転売系に一切興味を示さなかった、
唯一にして最大の理由です。
国や法律って、本当に怖いです。
法律や税金に関しては、
「知らなかった」
じゃ済ましてくれません。
転売をされている方は、
本当に注意してくださいね。
アドセンスや、サイトアフィリなどをされている方は、
確定申告だけ注意しながら、
安心して突き進んでいきましょう。
確定申告・・・
そろそろ、ちょっとずつでも、
準備しておいたほうが良いですよね〜
・・・・・PS・・・・・
ちなみに、英語はまったく話せません(笑)
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