なぜ私は突然、保育園に関わることになったのか。

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X(旧Twitter)では、
ときどき書いていたのですが。

 

今、私は

 

保育園を立ち上げる方々のお手伝い

 

をしています。

 

お手伝いというか。

 

気づいたら、
かなり深く関わることになっていました。笑

 

不動産。

銀行との交渉。

行政との調整。

地域の方々への説明。

ホームページや集客。

 

まさか自分が、
こうした仕事に関わることになるとは思っていませんでした。

 

始まりは、
うちの子が以前通っていた保育園です。

 


 

経営者が変わり、保育園の環境まで変わってしまった

 

うちの子が通っていた保育園は、
経営上の問題から買収されました。

 

そして経営者が変わったことで、
保育士さんたちの待遇や、園の環境も大きく変わってしまったんです。

 

現場で働く保育士さんたちは、
かなり厳しい状況に置かれるようになりました。

 

やがて、その影響は
子どもたちにも表れ始めました。

 

体調を崩す子も出てきた。

 

子どもを預けている保護者としても、

 

「これはさすがにまずい」

 

と感じるような状態だったんですよね。

 

そこで保育士さんたちは、
その園を辞めることを決めました。

 

そして、

 

自分たちで新しい保育園を作る

 

ために、今年4月から動き始めたんです。

 


 

保育士も園児もいる。でも、場所がない

 

新しい保育園を始めようとした時点で、
実は大切なものの多くは揃っていました。

 

保育士さんたちがいる。

通いたい園児もいる。

協力したい保護者もいる。

教育関係で力を貸してくれる人もいる。

 

つまり、

 

保育園を運営するための「人」は揃っていた

 

んです。

 

ただ、一つだけ。

 

決定的に足りないものがありました。

 

場所です。

 


 

保育園は、物件を借りれば始められるものではなかった

 

私も今回初めて知ったのですが、
保育園は、

 

「空いている物件を借りて、明日から始めます」

 

というわけにはいきません。

 

建物には、
さまざまな条件があります。

 

広さ。

間取り。

避難経路。

消防設備。

子どもたちが安全に過ごせる環境。

 

ようやく条件を満たす物件が見つかったと思ったら、
次は大家さんから

 

「保育園としての利用は認められません」

 

と言われる。

 

大家さんの了承を得られても、
今度は地域住民の方々へ説明し、
理解を得る必要があります。

 

一つ進むと、
また新しい壁が出てくる。

 

その繰り返しでした。

 


 

「それなら、建物ごと買いましょうか?」

 

場所が見つからない状況が続く中で、
4月頃だったと思います。

 

私が何気なく、

 

「それなら、いっそのこと建物ごと買いましょうか?」

 

と提案しました。

 

その時は、
ここまで大きな話になるとは考えていませんでした。

 

でも、この一言から
思っていた以上に大変な5ヶ月間が始まります。笑

 


 

東京都内で、保育園に使える物件を探す

 

物件を買うといっても、
場所は東京都内です。

 

地方とは不動産価格の桁が違います。

 

しかも必要なのは、
ただの土地や建物ではありません。

 

保育園として使える条件を満たしている。

ある程度の広さがある。

周辺の環境も良い。

子どもたちが安全に過ごせる。

建物も活用できる。

 

そんな物件です。

 

普通に不動産サイトを見ているだけでは、
なかなか出てきません。

 

そこで、

 

地域の不動産屋さん。

パパ友。

ママ友。

地域の地主さん。

知り合いから、そのまた知り合いまで。

 

さまざまなつながりを頼りながら、
物件を探しました。

 

そして、ようやく見つけたのが

 

約100坪の建物付き土地

 

です。

 

東京都内で100坪。

 

いやもう。

 

金額の桁が、普通に違います。笑

 


 

立ち上げたばかりの会社には、大きな融資は簡単に出ない

 

物件が見つかったからといって、
すぐに買えるわけではありません。

 

保育士さんたちが立ち上げた会社には、
まだ長い経営実績がありません。

 

大きな資産もない。

 

当然ながら、

 

「社会的に意味のある事業ですね」

「ぜひ応援したいです」

 

という気持ちだけで、
銀行が大きなお金を貸してくれるわけでもありません。

 

そこで最終的には、

 

私の法人で動く

 

という形になりました。

 

とはいえ、
私の会社も不動産会社ではありません。

 

保育園経営の実績もありません。

 

これまで手がけてこなかった事業です。

 

銀行から見れば、

 

「なぜ、この会社が突然保育園のために物件を買うのか」

 

という話ですよね。

 

そこから何度も銀行と話をしました。

 

資料を作る。

事情を説明する。

事業の必要性を伝える。

返済の見通しを示す。

質問に答える。

また資料を直す。

 

一つずつ進めていきました。

 


 

行政と地域の理解がなければ、保育園は作れない

 

銀行との交渉と並行して、
行政との調整も進めました。

 

区の担当部署へ相談する。

開園に必要な条件を確認する。

建物について確認する。

必要な手続きや進め方を整理する。

 

保護者のつながりから、
行政との調整に詳しい方も協力してくださいました。

 

そして、何より大切だったのが

 

地域住民の方々への説明

 

です。

 

保育園ができれば、
子どもたちの声が聞こえるようになります。

 

送り迎えの人や車も増えるかもしれません。

 

近隣の方からすれば、
生活環境に関わる話です。

 

だから、一軒一軒。

一人ひとり。

 

実際に顔を合わせながら説明しました。

 

なぜ、ここで保育園を始めたいのか。

どんな保育園を目指しているのか。

誰が運営するのか。

子どもたちをどのように見守るのか。

 

不安なことがあれば、
きちんと聞く。

 

そのうえで、
理解と協力をお願いしました。

 


 

約5ヶ月かけて、ようやくすべてがつながった

 

銀行。

行政。

物件。

地域の方々。

その他、細かな手続きや調整。

 

4月から約5ヶ月間、
ずっと何かしらの問題がありました。

 

一つクリアしたと思ったら、
また次が出てくる。

 

正直、

 

「もう無理じゃない?」

 

と思ったことも、何度もあります。

 

でも、そのたびに
関係する人たちと話し合いながら進めました。

 

そして今週の月曜日。

 

必要な条件をようやくクリアし、

 

正式に保育園の開園が決まりました。

 

いやー。

 

本当に長かったです。

 

ようやく、肩の荷が下りました。

 


 

場所が決まるまで、保育士さんたちは保育を続けていた

 

この5ヶ月間も、
当然ながら子どもたちはいます。

 

新しい保育園の建物が決まるまで、
保育士さんたちは

 

自宅を使ったり。

公民館を借りたり。

 

その時々で場所を変えながら、
子どもたちの保育を続けていました。

 

人はいる。

やる意思もある。

子どもたちも待っている。

 

でも、落ち着ける場所だけがない。

 

そんな状態だったんです。

 

それがようやく、

 

一つの場所で、安定して保育を続けられる

 

ようになります。

 

約100坪。

庭もある。

 

東京都内としては、
かなり広い一戸建てです。

 

子どもたちにとっても、
良い環境にできると思っています。

 


 

場所が決まっても、仕事はまだ終わらない

 

とはいえ、

 

「物件が決まったので、これで終了」

 

ではありません。

 

むしろ、
ここからまた別の仕事が始まります。

 

保育園のホームページ。

検索や地域からのアクセス。

チラシ。

入園を検討している方への案内。

地域への告知。

 

まだまだやることはあります。

 

ただ、この辺りについては
少し進めやすいと思っています。

 

ホームページ関係なら、
私自身ができます。

 

私の周囲にも、
協力してくれる方がいます。

 

チラシについては、
広告関係の仕事をしている保護者の方が
チームを作って進めてくれるそうです。

 

集客や文章、デザインも、
それぞれ得意な人が力を貸してくれます。

 

最初は、

 

「場所がない」

 

というところから始まりました。

 

でも今は、
いろいろな分野の人が集まり、
それぞれのできることを持ち寄って
一つの保育園を作っています。

 


 

知らないうちに、新しい事業が始まっていた

 

そんなわけで私は今、

 

不動産。

保育。

地域活動。

 

これまで予定していなかった分野へ
かなり深く関わることになりました。

 

まさか自分が、
保育園のために都内の土地と建物を買う話へ進むとは
思ってもいませんでした。

 

なんか知らないうちに、
新しい事業が始まっています。笑

 

ただ、やって良かったと思っています。

 


 

普通に生活していたら出会えなかった人たち

 

今回の件を通じて、
本当にさまざまな人と出会いました。

 

不動産の人。

金融の人。

行政に詳しい人。

広告の人。

出版に関わる人。

実際に週刊誌や雑誌の記事を書いているライター。

企業のコピーライティングをしている人。

 

それぞれの分野で、
本当に仕事をしている人たちです。

 

今回のことがなければ、
深く話す機会はなかったかもしれません。

 

でも、一緒に保育園を作るという目的ができたことで、
普通に相談し、情報交換できるようになりました。

 

そして皆さん、
自分が知っていることを惜しげもなく教えてくれます。

 


 

保育園とは関係のない仕事にも、学びが戻ってきた

 

面白いのが、
保育園の立ち上げで得たものが、

 

ブログ。

メルマガ。

情報発信。

 

といった、私がこれまでやってきた仕事にも
かなりつながっていることです。

 

企業の現場では、
実際にどのようにマーケティングを考えているのか。

 

雑誌や週刊誌の記事は、
どんな流れで作られているのか。

 

企業から仕事を受ける本物のライターは、
何を考えて文章を書いているのか。

 

ネットビジネスの世界の中だけにいたら、
なかなか入ってこない話がたくさんあります。

 

普通なら、お金を払っても
簡単には聞けないようなことまで教えていただきました。

 

これも全部、
実際に動いたから得られたものです。

 


 

この物件を買っても、私に直接的な利益はない

 

ちなみに今回、
保育園のために土地や建物を購入しても、

 

私に直接的な利益はありません。

 

最初に、

 

「どのくらい儲かるのか」

「何年で投資を回収できるのか」

 

と計算してから提案したわけでもありません。

 

最初から、
利益はほとんど考えていませんでした。

 

むしろ普通に考えれば、
大きなお金が出ていく話です。笑

 

では、なぜそこまでしたのか。

 

理由は単純で、

 

その場所が必要だったから

 

です。

 

子どもたちが落ち着いて過ごせる場所。

保育士さんたちが安心して働ける場所。

保護者が安心して預けられる場所。

 

それがなければ、
何も始まらなかったからです。

 


 

お金にならないことから、お金では買えないものを得た

 

直接的な利益はありません。

 

でも、今回得たものはたくさんあります。

 

新しい人とのつながり。

普通では得られない経験。

知らなかった分野の知識。

新しい仕事の考え方。

これから何かへつながるかもしれない人脈。

 

こうしたものは、
単純に金額では測れません。

 

そして何より、

 

多くの子どもたちが過ごす未来の場所を作る仕事に関われた。

 

私は、これが一番大きいと思っています。

 


 

一人では、絶対に作れなかった

 

今回の保育園は、
誰か一人が作ったものではありません。

 

保育士さんたちが動いた。

保護者が動いた。

銀行に詳しい人が動いた。

不動産関係の人が動いた。

行政との調整ができる人が動いた。

広告の人が動いた。

地域の方々が理解してくださった。

 

それぞれが、
自分にできることを出しました。

 

その結果、

 

一つの保育園が生まれました。

 

私一人では、絶対に無理でした。

 

保育士さんだけでも難しかった。

 

誰か一人が全知全能だったわけではありません。

 

人と人がつながり、
それぞれの強みが組み合わさったからできたんです。

 


 

その先で、誰かの人生が変わるかもしれない

 

この保育園が続いていけば、
保育士さんたちの仕事になります。

 

安心して働き続けられる環境ができる。

 

保護者も、
信頼できる場所へ子どもを預けられる。

 

そして何より、
子どもたちが良い環境で過ごせるようになります。

 

その中から20年後、30年後。

 

ものすごい人が出てくるかもしれません。笑

 

もちろん、今は分かりません。

 

でも、
その可能性が生まれる場所を作れた。

 

そう考えると、
かなり面白いと思うんですよね。

 


 

目の前の利益だけでは、選ばなかった道

 

今回のことを、
目先の利益だけで考えていたら。

 

私は、おそらくやっていません。

 

手間がかかる。

時間もかかる。

大きなお金も動く。

調整も多い。

 

途中で何度も、

 

「ここまでして、私に何が残るんだろう」

 

と考えてもおかしくない話です。

 

でも、実際に終わってみると
かなり多くのものが残りました。

 

目に見える利益ではありません。

 

でも、
長い目で見れば大きな資産になるものばかりです。

 


 

人と人がつながると、予定になかった未来が生まれる

 

昨日の記事でも、
人と人のつながりから新しいものが生まれる、
という話を書きました。

 

今回の保育園は、
まさにその象徴だと思っています。

 

最初から大きな計画があったわけではありません。

 

保育士さんたちが、

 

「自分たちで新しい保育園を作りたい」

 

と動いた。

 

保護者が協力した。

 

私が、

 

「建物ごと買いますか?」

 

と口にした。

 

その言葉に、
別の人が反応した。

 

また別の人が力を貸してくれた。

 

そうやって、
最初は存在しなかった未来が
少しずつ現実になりました。

 


 

最後に

 

4月から約5ヶ月。

 

正直、本当に大変でした。

 

途中で何度も、

 

「これは無理なんじゃないか」

 

と思いました。

 

銀行との調整も。

行政との調整も。

地域の方々への説明も。

物件の問題も。

 

簡単なことは、何一つありませんでした。

 

それでも、

 

人のためになることだから

 

と、自分に言い聞かせながら一つずつ進めました。

 

そして、ようやく開園が正式に決まりました。

 

全部終わった今だから言えます。

 

めちゃくちゃしんどかったです。笑

 

ほんっとに。

 

でも、やって良かった。

 

お金にならないことをやった結果、
お金では買えないものをたくさん得ました。

 

もしかすると、
そういうものの方が後になって
ずっと大きな価値を持つのかもしれません。

 

そして何より。

 

この場所で、
子どもたちがどんな時間を過ごし、
どんな未来へ進んでいくのか。

 

今から少し楽しみにしています。

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