SNSで誘われた高額なブログ制作、契約前に確認したいこと

高額なブログ制作契約で、納品物、作業範囲、管理権限を確認する図
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SNSで「ブログなら簡単に稼げる」と誘われた。ブログを作って記事も入れてくれると言う。これ、契約して大丈夫なのか。

こういう相談を受けるたびに、私は「その人が信用できそうか」より先に、何が納品され、何を自分で確認できる契約なのかを見てほしいと思います。

2018年、友人からブログ制作について相談を受けました。SNSで知り合った相手から高額なブログ制作を勧められ、WordPressの初期設定と記事十数本が渡されたという話です。ところが、その記事には他サイトと似た文章が含まれているように見え、テーマも本人が今から育てたいものとは噛み合っていませんでした。

この話だけで相手や契約を断定するつもりはありません。ただ、契約前に確認できたことがいくつもあったのは確かです。

SNSで誘われたブログ制作、契約してもいい?

まず、SNSで声をかけられたこと自体が悪いわけではありません。仕事のきっかけはどこにでもあります。

ただし、「誰でも」「指示どおり」「すぐに」といった言葉だけが先に来て、納品物や責任の範囲が後回しになるなら、一度立ち止まった方がいいです。SNSをきっかけにした副業やもうけ話のトラブルは、今も珍しくありません。不安や疑問が残る話なら、急いで決めないことです。

私なら、契約の前に次の三つを聞きます。

  1. 完成時に何が渡されるのか――サイト一式、記事、画像、ログイン情報、マニュアルなどを具体的に。
  2. 誰がどこまで作業するのか――テーマ選定、記事作成、校正、公開、修正、運用支援を分けて。
  3. うまくいかなかった時に何が残るのか――記事の利用権、修正回数、解約・返金の条件、連絡手段を契約書や見積書で確認。
契約前に納品物、作業範囲、管理権限の3点を確認する図
値段を見る前に、何を受け取り、どこまで任せ、自分が何を管理できるのかを確認します。

ここが曖昧なまま金額だけが大きい契約は、あとから「聞いていた話と違う」となりやすいです。

では、見積書では何を見ればいい?

「ブログを作ります」という一行では、値段が高いのか安いのかすら判断できません。記事数だけが書かれていても同じです。

確認する項目 曖昧だと起きやすいこと
記事の本数・文字数・テーマ 欲しかった読者やテーマと違う記事が届く
情報源・画像の扱い 出所不明の文章や画像を自分の名前で公開することになる
修正の回数と期限 納品後に直してもらえず、追加費用だけが増える
ドメイン・サーバー・WordPressの名義 ログインや移管ができず、運営を自分で引き継げない
運用支援の中身 「サポート」と聞いていたのに、質問への返信だけだった

特に、ドメイン、サーバー、WordPress管理者のログイン情報は大事です。作ってもらうにしても、最終的に自分で管理できる状態になっているかは確認してください。

「記事も納品する」と言われたら、何を確かめる?

記事が何本付くかは分かりやすい数字です。でも、ブログの価値は本数だけで決まりません。

まず、二、三本でいいので納品前のサンプルを見せてもらいます。そこで見るのは文章のうまさよりも、次のことです。

  • その記事は、誰のどんな疑問に答えるのか
  • 根拠になる一次情報や出典を自分でもたどれるか
  • 画像・引用・商品情報を使う条件が確認できるか
  • 自分のサイトで続けて書くテーマとつながっているか
  • 公開後に直す前提の余白があるか

「10記事付き」と聞くと得をしたように感じます。でも、読者に役立たず、出所も分からず、後から自分で直せない記事なら、資産ではなく確認作業を増やすだけです。

数文字だけ変えた記事なら、公開してよい?

私が相談を聞いた中で一番引っかかったのが、この部分でした。「タイトルや本文を少し変えれば、同じ記事とは分からない」という説明です。

でも、文字を何文字変えたかだけで、他人の文章を使ってよいかは決まりません。文章の出どころや利用条件を確かめずに公開すれば、著作権やサイトの信頼を損なう問題につながります。

つまり、似ているかどうかを文字数の差でごまかす発想から離れた方がいい、ということです。調べるために競合記事を読むのは普通です。ただ、読んだ内容を自分の頭で整理し、根拠を確認し、自分の読者が知りたい順番で書き直す。その工程を飛ばしてはいけません。

AIで下書きできる2026年、外注との違いは?

今はAIで見出し案を出し、下書きを作り、表記ゆれを確認することもできます。外注さんに頼んでいた反復作業の一部は、以前よりずっと速くなりました。

それでも、AIか外注かという二択ではありません。どちらを使っても、運営者が手放してはいけない仕事は残ります。

任せやすい工程 運営者が決める工程
関連する質問の候補出し 誰の、どの悩みに答えるか
構成や下書きのたたき台 何を根拠にして、何を言い切るか
表記ゆれ・不足項目の洗い出し 公開して責任を持てる内容か
決めた項目の収集・整理 読者の反応を見て、次に何を直すか

記事を増やす前に、この線引きだけは自分で決めておく。私はそれが、AIや外注を使うほど大事になると思っています。

契約後に違和感があったら、最初に何をする?

焦って相手を責める前に、まず記録を一か所に集めます。後から何が約束されていたかを整理できるようにするためです。

  • 広告や勧誘メッセージ、プロフィール画面
  • 見積書、申込画面、契約書、利用規約
  • 支払日時・支払先・支払方法が分かる記録
  • 納品されたサイト、記事、画像、ログイン情報
  • やり取りの日時と、相手が説明した内容

そして、自分だけで判断しきれないと感じたら、早めに相談先を使うのがいいです。消費生活センターにつながる全国共通の電話番号は188です。SNS上のもうけ話に不安を感じた時は、家族や友人、必要に応じて警察にも相談してください。

相談することは、負けを認めることではありません。契約前に一晩置くことも、契約後に記録を持って第三者へ見てもらうことも、次の損失を増やさないための作業です。

高額なブログ制作で買うべきなのは「夢」ではなく、確認できる仕事

私も昔は、「記事をたくさん入れればブログは育つ」と単純に考えていました。でも、記事数は後から増やせます。後から直しにくいのは、何のために作ったブログなのか、誰が何を確認して公開するのか、そして自分が管理権限を持っているかです。

「簡単に稼げる」という言葉を聞いた時ほど、話を具体的に戻してください。何が納品されるのか。なぜその記事が読まれるのか。誰が確認するのか。自分で引き継げるのか。

この四つに答えられない契約なら、私は急いで決めません。

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2件のコメント

  1. 初めまして。
    ブログランキングから訪問しました。
    色んな手口で人を騙す人が居ますね。
    特にSNSを利用した詐欺が多い感じです。
    迷惑メールも多いので、引っかからない様気を付けないといけないですね。

    1. tonton様

      コメント有難うございます。

      SNSは詐欺師オンパレードですよね。笑
      引っかからないようにお気をつけくださーい。

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